日本でツーピースボールがプロの世界でも使われだしたのは、1995年ごろでしょうか。

最初に使い始めたのは、非力な女子プロやシニアプロでした。

やはりゴルフにとって飛距離はとても重要であり、瞬く間に人気が広まりました。

その為、メーカーの生産が間に合わず、プロへの支給も「1試合3個まで」と制限されていたようで、優勝したときに観客席に投げるボールは、わざわざ別のボールを取り出し投げていたそうです。

今では信じられない光景です。この当時、樋口プロの言葉がツーピースボールの人気を象徴しています。

「飛距離を伸ばす努力よりも、ボールを止める技術を覚えるほうがすごく簡単」

ツーピースボールにまつわる嘘のような本当の話です。